翻訳者が選ぶベトナム語翻訳ツールアプリ

ベトナム, ベトナム語

かつて、機械翻訳といえばまともな翻訳ができず、多くの人から馬鹿されるような存在でした。しかし、それも今は昔のこと。「ディープラーニング(深層学習)」という技術が発達したことがきっかけとなり、翻訳精度は飛躍的に進歩しました。しかし、まだまだ進化が始まったばかり。ベトナム語や日本語などのマイナー言語に対応する翻訳サイトやアプリはいまだ多くはありません。そこで、今回はおすすめのベトナム語翻訳アプリとWebサイトをご紹介します。

1.押さえておきたいベトナム語の3つの特徴

1-1.人称代名詞が複雑

ベトナム語は人称代名詞(私、僕、貴方、御社など)が複雑で、性別、年齢、立場、年の差によって変わります。日本語にはない人称代名詞もあるため、翻訳時の大きな障害となります。人間による翻訳であれば、自分で考えて表現を変えることができますが、現在使われている翻訳アプリやWebサイトではそのような柔軟な対応ができません。翻訳精度が落ちる大きな原因の一つです。

1-2.時制があまり厳密ではない

ベトナム語は、過去、現在、未来といった時制があまり厳密ではないという特徴があります。過去や未来を表す言葉はあるものの、文脈からいつのことを表しているのか明らかな場合、あえて過去や未来を表す言葉を付け加える必要はありません。そのため、あえて文章に「明日」や「昨日」などといった時間を表す表現を含めると訳文がより正確になります。

1-3.類別詞が複雑

日本語にはたくさんの類別詞があります。例えば、人参は1本、かぼちゃは1個、ニラは1束などと表現しますよね。野菜だけで考えてみても、このように複数の類別詞を使い分けていることがわかります。実はベトナム語にもたくさんの類別詞があり、名詞ごとに適切な使い分けが必要です。

2.ベトナム語翻訳ツールを使う際に気をつける2つのポイント

2-1.精度を高めるために「重訳」をする

多くの翻訳プラットフォームでは英語が基準になっており、英語との関係性が強い言語(イタリア語、フランス語、スペイン語)との翻訳精度は高い傾向にある一方で、英語と関係性の薄い言語である日本語やベトナム語の翻訳は、あまり精度が高くありません。特に、英語以外の言語間での翻訳は精度が低くなります。つまり、英語をベトナム語に翻訳するのと、日本語をベトナム語に翻訳するのでは精度が大きく違ってくるということです。ですので、翻訳の際には途中に英語を挟むことをおすすめします。例えば、日本語をベトナム語に翻訳する際には、一度日本語を英語に翻訳し、翻訳した英文をベトナム語に翻訳するようにしましょう。このような翻訳の仕方を「重訳」と言います。一手間かかりますが、こうすることでより精度を高めることが可能です。ただし、アプリやWebサイトによっては、最初から重訳しているケースもあります。手動で重訳しても訳文に違いが出ない場合、ツール側やサイト側が自動で重訳しています。

2-2.重要な文書の翻訳には使わない

誤訳などが原因で発生した損害などについて、翻訳アプリやWebサイトの提供会社がその責任を負ってくれることはありません。ですから、マニュアルや契約書など、間違いがあると重大な問題が起きる文書の翻訳にアプリ等を使うのは絶対にやめましょう。翻訳ツールアプリは、誤訳が多少あっても大きな問題にならないケースでのみ利用するのが原則です。例えば、ベトナム語にしか対応していないウェブサイトの翻訳や、ベトナムの町中にある看板を翻訳することなどに使うのであれば、十分に役立ちます。

3.翻訳者がおすすめするベトナム語翻訳アプリ

3-1. Google翻訳

Google翻訳はディープラーニング技術を活用した独自の翻訳エンジンにより、非常に精度の高い翻訳を可能とした翻訳アプリです。テキストの翻訳はもちろん、画像、音声、手書きなどにも対応しています。また、AR技術を活用した「リアルタイムカメラ翻訳」という機能が大きな特徴。スマホのディスプレイ越しに文章を見ると、リアルタイムに翻訳された状態で画面に表示されます。例えば、「Hello」と書かれたマグカップをスマホ越しに見ると、「こんにちわ」と書かれたマグカップが映し出されます。音声入力したりテキストを入力したりする必要がないので、素早く直感的に翻訳できるのが利点です。ただし、長い文章を翻訳するのは苦手なので、使い所は限られます。

3-2. Googleの翻訳エンジンを利用した他の翻訳アプリ

現在、翻訳アプリとして世に出ているものの多くは、Googleの翻訳エンジンを採用しています。同じ翻訳エンジンを使っていると翻訳内容が変わらないため、各会社はUIを工夫することでGoogle翻訳との差別化を図っています。UIは人によって合う合わないがあるので、Google翻訳のUIが使いにくいと感じたときには、Googleの翻訳エンジンを使っている他の翻訳アプリを試してみるのもありでしょう。

4.翻訳者がおすすめするベトナム語翻訳Webサイト

自信を持っておすすめできるベトナム語翻訳Webサイトは、現状ではGoogle翻訳の一択です。翻訳エンジンはアプリ版と同じものなので、どちらを使っても同じ訳文になりますが、大量の文章を翻訳する場合はWebサイト版のほうが使いやすいと思います。ただし、翻訳に使われた文章は全てGoogleにデータとして蓄積される仕組みになっているので、個人情報などが含まれる文章を翻訳するのは避けましょう。なお、これはアプリ版でも変わりません。

ちなみに、Microsoftの技術を使ったBing翻訳も有名な翻訳Webサイトですが、残念ながら翻訳の質にばらつきがあります。感心するほど自然な訳文になることもありますが、意味不明な訳文になるケースも珍しくはないので、信頼性の面で考えるとファーストチョイスにはなり得ません。ただし、Google翻訳でうまく翻訳できなかったときの確認用など、補助的に活用するのであれば十分に役立つでしょう。

5.翻訳者が選ぶベトナム語翻訳アプリとサイトのランキングは?

現状ではGoogle翻訳の一人勝ちとなっています。翻訳精度が優れているだけでなく、使い勝手も良く、機能面も充実しているので、他のアプリやサイトに勝てる要素が無いからです。また、 Google翻訳は 利用者が非常に多いので、他社の翻訳サービスに比べて翻訳データの蓄積量が段違いです。そのため、今後さらに精度が上がっていく可能性が高いことも忘れてはいけません。現状、ベトナム語を機械翻訳するときはGoogle翻訳を使うのが確実といえるでしょう。

6.まとめ

今回はベトナム語の翻訳アプリとWebサイトをご紹介しました。機械翻訳は、「ディープラーニング (深層学習) 」が用いられるようになったことにより、ここ数年で急速な進化を遂げています。特に、Google翻訳などは進化の速度が非常に早く、現在はかなり高い翻訳レベルにまで達してます。SF映画に出てくるような完璧な翻訳機械が生まれるのも、そう遠い未来ではないのかもしれませんね。

ただし、ビジネスや法務上の事柄で機械翻訳に頼りっぱなしでは、何かトラブルが発生してしまった時の損失が計り知れません。大切な書類の翻訳を行なう際には、株式会社アットグローバルなど専門家に依頼するのが一番確実といえるでしょう。

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