【英語翻訳の落とし穴】翻訳者が語る!注意するべき7つのこと

アメリカ, イギリス, 英語

今や日本は「観光大国」となり、各国からの観光客が訪れています。また、多くの外国人が雇用を求めて来日しています。ますます「国際化」が求められてゆく日本。「世界の共通語」である英語での対応、英語翻訳は必須事項となっています。ここでは英語の特徴や、英語翻訳に関する情報をお伝えします。

英語翻訳を正確にするために抑えておきたい特徴とは?

1.英語の文法は比較的シンプルで、語順は「S+V+O」

英語の文法は比較的シンプルで、英語の語順は「主語 (S)+動詞 (V)+目的語 (O)」です。主語と動詞が文の先頭に来ますので、文章の要点が先に、その後に説明が続きます。英語の文章構成は、文章を最後まで見ないと意味が分からない日本語とはだいぶ異なっています。

例:I’m allergic to eggs. 

2.英語は様々な言語の影響を受けている

 英語は「ゲルマン語」から派生した言語で、文法は基本的にゲルマン語の簡略版のようなものですが、単語はさまざまな言語から取り入れられました。英単語の約8割が他の言語に由来していて、主にゲルマン語、フランス語、ラテン語、ギリシャ語などから取り入れられました。

例:(ゲルマン語由来)kindergarten、allergy、hamburger
  (フランス語由来)hospital、theater (theatre)、restaurant
  (ラテン語由来)picture、school、January
  (ギリシャ語)europe、music、telephone

科学・テクノロジー関連の学術用語においては、約9割が「ラテン語」や「ギリシャ語」由来です。数は多くないですが、日本語由来の単語もあります。

例:typhoon(台風)、karaoke(カラオケ)、emoji(絵文字)、zen pasta(乾燥白滝。ダイエットフードとして有名)

3.多くの英単語は綴りと発音が一致しない

多くの英単語が他の言語に由来しているので、単語の綴りと発音が一致していません。ローマ字読みでは全く通じない例外的な発音が多く、ヨーロッパ言語に馴染みのない日本人にとっては、単語を見ただけで正確な発音を予測をすることは至難の業です。

例:buffet、knock、muscle など

日本語との違い

1.英語は「主語」を省略できない

英語の文章には必ず「I / He / She / You / We / They / It」などの「主語」を明確に示さなければなりません。そのため、日本語から英語に翻訳する際に、日本語で省略されている主語を予想し特定する必要があります。逆に、英語から日本語に翻訳する際に、主語を逐一翻訳してしまうと、非常に不自然な日本語になってしまいます。

例:お気軽にご相談ください。→   We are happy to help you.
  *日本語は主語が省略されています。英語では主語がないと文章が成り立ちません。

2.敬意を表す表現の仕方が違う

英語は副詞や助動詞によって敬意を表しますが、日本語のように動詞を変化させた尊敬語や謙譲語は存在しません。

例:please, may, would, could

ですが、英語に敬語表現がないという訳ではなく、単語やフレーズを使って敬意を表す表現にします。

例:sir、madam、”do you mind…”
例:I’m afraid we don’t accept cards.(恐れ入りますが、当店ではカードはご利用いただけません)

3. 英語の文章は修飾語や単語の付け足しが多い

英語の文章では、主語を形容する語句がいくつも並ぶので文章が長くなる傾向があります。そのため、英語の長文を構成を変えずに「直訳的」に翻訳すると、不自然な日本語の文章になってしまいます。

例:Try our new, beautifully designed ultra-tough gadget.(直訳:当社の新しい、美しい設計の非常に頑丈な製品をお試しください。)*日本語としては不自然ですね。

英語の文章やスピーチにおいては、テンポが良いために、形容詞を3つ並べることが多いです。

例:I prefer chocolates that are rich, smooth and aromatic.(濃厚で、滑らかな、香り高いチョコレート)

日本語から英語は正確に自動翻訳できるのか?

単語や短いフレーズを自動翻訳する場合は、精度は高いといえます。ですが、日本語と英語では言語の系統や文章の構成が全く異なるため、長文になると精度が下がります。大まかに意味が分かる文章であっても、そのまま流用できるレベルではありません。正確さが求められるビジネスにおいては、自動翻訳の利用はお勧めできません。

英語翻訳をする、依頼する際に気をつけておくべきこと

1.英語翻訳をする際に気をつけること

翻訳の正確さはもちろん、翻訳の品質はどうか、自然な表現であるか、読者が読みやすいか、こういった要素をよく考慮する必要があります。質の高い英語翻訳にするためには、1つの文章を2つに分ける、2つの文章を1つにまとめる、疑問文にするなど、大胆な工夫が必要になることもあります。また、文章の良し悪しだけでなく、文化として適切かどうかという観点からも考慮する必要があります。

例えば、「足を滑らせないようご注意ください」という文を英語に翻訳する際、“Please be careful not to slip.” と翻訳することもできます。この訳で意味は通じますし自然な文章ですが、英語圏では「警告文」や「注意書き」でこのように丁寧な記述はしません。“Caution: wet floor” と訳した方が、英語圏の文化に合っていて自然です。ですから、敬語の表現をどの程度のものにするのか決める必要があります。英語で”please”を多用すると不自然になります。

例:詳細をご確認ください
 (訳文1)Please check the details(訳文2)Learn more

2.英語翻訳を依頼する際に気をつけること

お客様がコストを抑えるために、自身でgoogle翻訳などで自動翻訳を行ったものを「ネイティブチェックしてほしい」(校正のみしてほしい)と依頼してくるケースがありますが、自動翻訳された文章を修正してゆく作業は、通常の翻訳よりも長い時間を要しますので、結果として余分な料金がかかり、コスト削減にはなりません。これは、通常の翻訳作業が「原文の確認→翻訳」であるのに対し、自動翻訳の校正は「訳文の確認→原文の確認→書き直し」と作業フローが増えてしまうためです。ですから、翻訳会社に直接依頼することをお勧めします。

お客様側に以前行った英語翻訳があり、それらと整合性を保ちたい場合はそれらを提出してもらうことで、言葉遣いや語調を合わせることができます。(統一するレベルによっては追加料金が発生することもあります)また参考資料があれば、それも提出していただくことで、誤訳の防止となります。

日本語から英語の翻訳料金の相場

翻訳料金は、1文字・1単語・1ページ単位で料金を設定できます。また、原文(日本語)の文字数・ページ数、仕上がった訳文(英語)の単語数・ページ数で料金を設定することも出来ます。

多くの企業は、原文(日本語)の文字数・ページ数で料金設定をしています。見積もり時に請求額を明確に把握できるためです。1ページは基本的に原稿用紙1枚(400文字)で、英語翻訳すると大体200単語になります。

翻訳する「分野」と、「校正」や「ネイティブチェック」の有無によっても料金は変わってきます。「マニュアル」などの英語翻訳の場合は、20円台~/1文字、3000円~/1ページの料金設定となります。

料金が非常に安い翻訳会社は、複数人で作業していることが多く、文章の整合性に支障が出たり、校正をしていない可能性が高いので注意が必要です。料金と品質は比例するものと考えるのが無難と言えます。翻訳の品質も高く、それに見合った適正価格の翻訳会社を選んで下さい。

日本とアメリカの商習慣の違い

ビジネスにおいて初めての相手にメールを送信する際は、”Dear Mr. XXX(苗字)”と丁寧な語調を用いますが、2回目以降は多くの場合 ”Hi YYY(ファーストネーム)” に切り替えます。これはカジュアルな言葉遣いをする訳ではなく、フレンドリーな表現に変えることにより相手に親しみを感じてもらうためです。そうすることで、例えば「この人のために、納期を調整してあげよう」と思ってもらえたりしますから、結果、ビジネスがスムーズに進んでゆくわけです。いつまでもかしこまった表現を使っていると親しみを感じてもらえず、臨機応変な対応をしてもらえません。人間関係の距離感において、日本とアメリカには大きな感覚の違いがあります。

アメリカ人の仕事する上での価値観

アメリカ人というよりは、ヨーロッパ人というほうが当てはまるのですが、アメリカでは残業代が発生しないので、勤務時間内での生産性や効率性を非常に重要視します。逆に、残業をしている人は仕事の効率が悪い人と見なされます。この点も日本人と随分感覚が異なっています。勤務時間内で最善を尽くす(残業はしない)という考えですので、あるプロジェクトの完了が当初の予定より延びることもあります。アメリカではビジネスでトラブルが発生した時も、臨機応変に対応します。自分でコントロールできない事柄に関しては「仕方ないこと」と理解を示してもらえます。トラブルが発生したら、問題解決と再調整のためによく相談し合うことによって、良い方向に進んでゆくでしょう。

まとめ

日本語と英語は言語の形態が異なりますので、自動翻訳の精度が高いとは言えません。自動翻訳したものを校正する作業はコストカットにはなりません。英語翻訳に関しては、直接専門の翻訳会社に依頼するのがベストでしょう。英語翻訳が必要とされる際には、1,000社以上・10万件以上の案件を誇る、株式会社アットグローバルをご利用下さい。

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