【韓国語翻訳の落とし穴】翻訳者が語る!注意するべき7つのこと

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日本のお隣りの国、韓国。日本からの距離的は近いとはいえ、言語も文化も違っており「近そうで遠い」そんな韓国ですが、韓国語の持つ特徴や、韓国人とのビジネスで役立つ情報などをお伝えします。

抑えておきたい韓国語の3つの特徴

1.「ハングル文字」を使う

韓国語は、大韓民国(韓国)と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の公用語です。現在の韓国の標準語はソウルの言葉が基準で、北朝鮮は平壌の言葉がベースとなっています。表記には「ハングル文字」を使います。

2.「ハングル文字」の組み合わせで「文字」と「単語」が作られる

ハングル文字は、必ず「母音」と「子音」を組み合わせることが必要です。「母音」だけで文字にはなりません。「子音」には「頭子音」と「末子音(パッチム)」があります。例えば、「頭子音+母音+末子音(パッチム)」というように組み合わせることにより、1つの「文字」(音節)が作られます。そして、単独または複数の「文字」を組み合わせることによって「単語」が作られます。

●  基本母音

●  基本子音

3.「ハングル文字」の組み合わせ方法

パターン①  「母音」が以下の「基本母音」と「二重母音」の場合

「末子音(パッチム)」がない時は、「子音」が左、「母音」が右に配置されます。

例えば、このように組み合わされると、「가(ka)」という文字になります。

「 末子音(パッチム)」がある時は、「子音」が左、「母音」が右、「末子音」は母音の下に配置されます。

例えばこのように組み合わされると、「강(kang)」という文字になります。

パターン②  母音が以下の「基本母音」の場合

「末子音(パッチム)」がない時、子音が上、「母音」が下に配置されます。

例えば、このように組み合わされると、「고(ko)」という文字になります。

「 末子音(パッチム)」がある時は、「 子音」が上、「母音」が下、「末子音」は母音の下に配置されます。

例えば、このように組み合わされると、「공(kong)」という文字になります。

パターン③  母音が以下の「二重母音」の場合

「末子音(パッチム)」がない時は、「子音」が左上、「母音」が右下に配置されます。

例えば、このように組み合わされると「과(kwa)」という文字になります。

「末子音(パッチム)」がある時、「子音」が左上、「母音」が右下、「末子音」は母音の下にきます。

例えば、このような組み合わせで「광(kwang)」という文字になります。

韓国語は母音と子音の「発音」を暗記すれば、その意味は分からなくても、「読み方」はすぐに分かります。
例:「ㄱ(k)」(子音)+ 「ㅏ(a)」(母音)→「가(ka)」
  「ㄱ(k)」(子音)+ 「ㅏ(a)」(母音)+ 「ㅇ(ng)」(末子音)→「강(kang)」

日本語との違い

1.「ハングル文字」表記である

日本語は、「ひらがな/カタカナ/漢字」の3種類が使用されますが、韓国語は基本「ハングル文字」1種類だけで表記されます。

2.文字パターンが多い

日本語は「ひらがな/カタカナ」が46文字あります。韓国語の「ハングル文字」は24文字なのですが、上記で述べた通り「母音」と「子音」を組み合わせて文字を形成するため、たくさんの文字パターンが作られます。

3. 「分かち書き」をする

韓国語は文章を書く際に、単語と単語の間に「スペース」を入れます。これを「分かち書き」といいます。韓国語は「ハングル文字」だけを使用しているので、スペースを入れて分かち書きをしないと、文章がどこで区切れているのか分からず、文章の意味が正確に伝わりません。

4. 「同音異義語」が多い

 韓国語の単語の大半は「漢字語」なのですが、それを「ハングル文字」で表記するため「同音異義語」が多く見られます。例えば、韓国語で「배(bae, ペ)」という名詞だけでも、①腹、②船、③梨、④倍、⑤杯など、様々な意味を表しています。

5. 「 外来語」を発音どおりにハングル文字で表す

日本語では「外来語」を「カタカナ」で表記しますが、韓国語では「外来語」を単語の発音どおりに「ハングル文字」で表記します。

日本語から韓国語は自動翻訳できるのか?

韓国語の文法は「S+O+ V」型式で、日本語と語順や文章構成が近いので、機械翻訳をした際の精度は比較的高いです。

韓国語翻訳をする、依頼する際に気をつけておくべきこと

1. 「漢字並記」について確認する

韓国語の場合、基本的に「漢字語」も「ハングル文字」で表記されます。ですが、学術資料などの専門分野では「漢字並記」がなされます。他にも、報道・出版分野の「人名」や「地名」なども「漢字並記」されます。

以前の新聞では、漢字語の部分はすべて漢字表記がされていて、漢字とハングルが混ざり合っていました。ですが、1990年代になって漢字を使わないハングル文字だけの新聞が出始めました。最近では人名などは漢字並記されていますが、ほとんどがハングル文字表記になっています。もちろん、日本や中国などの漢字文化圏の資料、または漢字の由来を説明する資料などの場合は漢字並記がされていますが、基本的にはほとんどの資料がハングル文字で表記されています。ですので、韓国語の翻訳を依頼する際には「漢字並記」に関して、どのように判断するか、しっかりと指示をする必要があります。

2. 「外来語」のハングル表記について確認する

韓国語は、外来語の単語の発音をそのままハングル文字で表記します。例えば英語の単語であれば、英語の発音をそのままハングル表記します。韓国語では、英語の単語の意味を訳すより、英語の発音どおりにハングル表記する方がより自然です。日本語も外来語を発音どおりにカタカナ表記しますが、韓国語は日本語よりももっと高い頻度で、外来語の単語の発音をそのままハングル表記します。

例えば、「visual、royal、trend、premium」という英語の単語は、発音通りにハングル表記されていて、よく使われています。(もちろん、これらの英単語を韓国語で訳すこともできます)

外来語をハングルで表記する場合、標準表記ルールがあります。 下記のサイトをご参照ください。

〇 外来語の標準表記方法:「国立国語院」サイト
https://www.korean.go.kr/front/main.do

○外来語の標準表記方法「国立国語院」「外来語表記法・用例集」
http://kornorms.korean.go.kr/example/exampleList.do

〇 日本語のひらがなカタカナから ハングル文字への標準表記方法:「外来語標準表記法、第85-11」5ページ
http://www.law.go.kr/admRulInfoP.do?admRulSeq=2000000002648#AJAX

3. 「同音異義語」に注意する

上記のように、韓国語はハングル文字だけで表記するので、「同音異義語」が多く発生します。そのため、ある「単語」が文章中でどのような意味で使われているのかが分かりにくいことがあります。単語の意味を正しく認識するためには、文章の「文脈」を良く見て正確な意味を理解する必要があります。

4. 「分かち書き」に注意する

韓国語には「分かち書き」という標準ルールがあります。分かち書きの箇所を間違えると、文章の意味が正確に伝わりません。韓国語翻訳においては、正確な分かち書きをすることが重要です。分かち書きの位置を間違えると、文章全体の質が落ちてしまいますので要注意です。

日本語から韓国語の翻訳料金の相場

韓国語翻訳料金の正確な相場については、インターネットで調べることに限界があり正確な相場は出せませんが、韓国での翻訳料金の方が日本での翻訳料金より少し安いといえるでしょう。日本での翻訳料金の基準については、翻訳会社アットグローバルの翻訳料金( https://www.atglobal.co.jp/translation/korean )を参考にして下さい。

日本と韓国の商習慣の違い

日本人は曖昧な表現(グレーゾーンとも言える)を好みますが、韓国人は白黒をはっきりした表現を好みます。ですので、日本人が曖昧な表現で返答すると、韓国人側は勘違いをしてしまうかもしれません。例えば、日本人としては「yes」でも「No」でもないという意味で「前向きに検討します」と言うと、答えは「Yes」なのだと認識してしまうでしょう。

韓国では物事がうまく行かない可能性より、成功する可能性の方を重視します。そのため、後に起きるかもしれない問題や失敗に関してはあまり考えないという傾向があります。例えば、一旦契約が成立したならば、「すでに契約成立したのだから成功した」「もう済んだことである」というような、シンプルな考え方をします。

韓国は、意思決定が非常に早く、物事を早く推し進めようとします。そのため、事前に十分に問題点を検討しないことが多く、後になって想定していない問題に遭遇することが多々あります。ですが、臨機応変に問題に対処する対応力は優れています。

韓国人の仕事する上での価値観

韓国では、上司に「言われたことだけしかしない人」と言われることが最悪の評価であると考えます。ですから、たとえ指示されていない仕事であったとしても、(気を利かせて)能動的に行える事柄を探し、積極的に行動することに努力を払います。新入社員が「OJT(On The Job Training): 実務を通じて業務を覚える」ことが求められる仕事に就いた場合でも、素早い対応力と業務をこなす能力があることに対して高い評価を受けます。

韓国の最近の社会問題でもありますが、40代前半になると失業の危機に直面することが多くなり、会社に対する忠誠心は過去に比べて弱くなっています。そのために、より良い条件を持つ就職先を探すための努力が欠かせません。現在の会社に通いながら、さらに良い会社があった時はすぐに転職することができるようスキルアップに励んでいます。

まとめ

たとえお隣の国であっても、人々の考え方やビジネスの方法において大きな違いがあります。ですが、今後も日本と韓国は密接な関係にあります。韓国語翻訳に関しては、自動翻訳も精度が高くなっていますが、やはり正確な翻訳が求められるビジネス文書に関しては専門の翻訳会社に依頼するのが最善です。ぜひ翻訳会社アットグローバルをご利用ください。

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