翻訳者が選ぶ!無料で使える中国語翻訳アプリとサイト6選!選ぶポイントから特徴までを徹底解説

「すぐに中国語に翻訳したいが、どのサイトやアプリが正確で信頼できるのか分からない。」このような悩みを解決するために、翻訳者目線で選んだ優秀な中国語翻訳サイト・アプリをご紹介します。また、中国語翻訳ツールを利用する際の注意点などもお伝えします。

おさえておきたい中国語の3つの特徴

1. 中国語は「声調言語」である

中国語には4種類の「声調」という音の高低変化があります。(高い音・低い音・高い音から低い音に下げる・低い音から高い音に上げる)同じ発音の音であっても、この「声調」を正しく使うなら正確に文章の意味を伝えられますが、「声調」を間違えると文の意味自体が全く変わってしまいます。

例えば、「妈妈骂马(お母さんが馬を叱る)」は、発音はすべて「ma」(マ)で、ピンイン表記すると「mā mā mà mǎ」となり、音としては「マーマーマーマー」なのですが、「声調」(音の高低変化)を正しく使えば正確な意味が伝わりますが、声調を間違えると意味が変わってしまい全く通じません。例えば「mǎ mà mā mā 」と発生すると「马骂妈妈」となって「馬がお母さんを叱る」という反対の意味にすらなってしまいます。

2.中国語は「孤立語」である

語幹に語尾を付けて様々に変化する日本語とは違い、中国語は語の変化がありません。例えば「吃(食べる)」は文章の位置、時制や話者の違いを問わず常に「吃」です。これに「了」、「过」、「者」などを付けて完了や経験を表します。

3.中国語は基本的に「敬語」がない

例外として二人称「你」(あなた)を「您」(あなた)という語で表すものの、日本語のような「尊敬語」、「丁寧語」、「謙譲語」はありません。中国語の場合は、表現や語気により相手への敬意を表します。

中国語翻訳ツールを使う際に気をつける2つのポイント【事例付き】

1.「料理名」や「慣用句」などはできるだけ一般的な単語に置き換えて翻訳する

例えば「かっぱ巻き」を中国語に翻訳したい場合、「かっぱ巻き」とそのまま自動翻訳ツールで翻訳するとこのような結果になります。

「百度翻訳」では、「かっぱ巻き」→「黄瓜卷」
「かっぱ」を「キュウリ(黄瓜)」と理解できたのはさすがです。ですが惜しいことに、これでは「寿司」の一種であることは伝わりません。中国の別の料理である、「キュウリの薄切りで具材を巻いたもの」と勘違いされてしまいます。

「google翻訳」では、「かっぱ巻き」→「卡帕卷」
「卡帕」はブランドの「Kappa」の中国語名称。これでは食べ物であることすら伝わりません。

「bing翻訳」では、「かっぱ巻き」→「卷绕」
訳してもらいたい「かっぱ」の部分はスルーされているうえに、「卷绕」では意味不明です。

このように「メニュー」を中国語翻訳すると誤訳が生じやすいので、工夫することが必要となります。どのように工夫する必要があるのでしょうか。

「かっぱ巻き」の場合、まず「きゅうりの巻き寿司」などに変えると良いでしょう。この方法で上記の中国語翻訳ツールを使うと、「黄瓜卷寿司」と正しく翻訳することが出来ました。感覚としては、日本語を勉強したことのある外国の友だちに説明する感じですね。

機械翻訳の怖さは過去にも取り上げたことがありました。

2.「話し言葉」などは主述関係や意味が明確な文章に変換して翻訳する

例えば「新聞は間に合っているので、結構です」という例文を、中国語自動翻訳ツールを使って翻訳してみましょう。

「百度翻訳」では、「新聞は間に合っているので、結構です」→「报纸来得及,可以」
と翻訳されますが、これですと「時間通りに新聞が来たので、OK。」という意味になり、新聞を断っていることが全然伝わりません。

「google翻訳」では、「新聞は間に合っているので、結構です」→「报纸准时,所以很好」
この翻訳では「時間通りに新聞が来たので、OK。」という意味になり、上記と同様に新聞を断っていることが全く伝わりません。

「bing翻訳」では、「新聞は間に合っているので、結構です」→「报纸及时赶到了,所以没关系。」
こちらも「時間通りに新聞が来たので、大丈夫。」と翻訳されています。これでは、伝えたい意味が全く違うものになってしまっています。

中国語自動翻訳ツールを使った翻訳は、あいまいな表現を正確に翻訳することが出来ません。これが、機械翻訳の最も苦手とするところです。では機械翻訳を使用する際、どのように工夫することが必要なのでしょうか。

例えば「新聞は間に合っているので、結構です」を、「私は他社の新聞を買っていますので不要です」と変えてみると、自動翻訳ツールでもある程度正確に翻訳することが出来ます。

翻訳者がおすすめする中国語翻訳アプリ3選【事例付き】

本当に使える中国語翻訳アプリ(音声翻訳機)を選んでみます。ここでは「カバンを無くしました。カバンには財布が入っていました。」という、例文を使って検証していきます。

1.「百度翻訳」

「カバンを無くしました。カバンには財布が入っていました。」→「我的包丢了。包里有钱包」

評価:100点

「百度翻訳」は合格です。人が話しているのと変わらない、しっかり主語も補足された正確な中国語翻訳がされています。音声認識の速度や精度も満足のいくものでした。

2.「iTranslate」

「カバンを無くしました。カバンには財布が入っていました。」→「我丢了我的包我的包里有一个钱包。」

評価:80点

音声認識が若干もたつく感じがありますが、訳文はおおむね正解でした。有料アプリならではの機能やメリットを探しましたが、特に見当たりませんでした。

3.「google翻訳」

「カバンを無くしました。カバンには財布が入っていました。」→「我丢了包,袋子里有个钱包。」

評価:70点

この訳ですと「カバンを無くしました。袋の中に財布があります。」という意味になり、カバンを無くしたことは分かるのですが、カバンの中に財布が入っていたのかどうかが分かりません。これでは意味が不明瞭です。

翻訳者がおすすめする中国語翻訳Webサイト3選【事例付き】

それでは次に、本当に使える中国語翻訳サイトを見ていきましょう。中国語の例文を、正確に日本語に翻訳できるかということで評価していきます。

例文は「据路透社消息,美国快销时装零售商Forever 21在9月29日宣布,已根据当地破产法第11章申请破产保护,以重组其业务。」

模範解答は、「ロイター通信によると、米国のファストファッション小売業者Forever 21は9月29日、連邦破産法第11章に基づいて破産を申請し、その業務の再編を行うと発表した。」です。

この模範回答に一番近い翻訳ができるのはどのサイトでしょうか。以下の点を評価します。

固有名詞の「ロイター通信」を正しく訳せるか
専門用語の「ファストファッション」を正しく訳せるか
自然な文章になっているか。

1.「百度翻訳」

翻訳結果:「ロイターによると、米国のファストファッション小売業者Forever 21は9月29日、現地の破産法第11章に基づいて破産保護を申請し、その業務を再構築すると発表した。」

評価:95点

人の翻訳とほぼ変わらない正確さと自然さに驚きです。会社関連の文脈での「重组」は「再編」と訳すべきなので、この点のみ減点することにします。

2.「Bing翻訳」

翻訳結果「ロイター通信によると、米国のファストマーケティングファッション小売業者Forever 21は29日、現地破産法第11章に基づく事業再編を申請したと発表した。」

評価:90点

ほぼ正確と言えます。ファストファッションを「ファストマーケティングファッション」と訳していて、これは明らかな誤訳なので減点。「事業再編」と正しく翻訳できている点は高評価です。

3.「google翻訳」

翻訳結果「Reutersのニュースによると、米国で最も売れているファッション小売業者であるForever 21は、9月29日に地元の破産法の第11章に基づいて破産保護を申請し、事業を再編したと発表しました。」

評価:70点

残念です。「ロイター通信」、「ファストファッション」などのキーワードが正しく訳されていません。これでは、いかにも機械翻訳と言えます。

翻訳者が選ぶ中国語翻訳アプリとサイト オススメは?

中華系のソフトやアプリは、勝手にホームページを変える・削除しにくいなどの問題が頻発していたのですが、現在の「百度翻訳」の完成度の高さには驚かされました。「百度」の他の中国語翻訳関連のサービス(音声翻訳、テキスト翻訳、画像内テキスト翻訳)のどれをとってもレベルが高く、他の製品と大きく差をつけています。というわけで、「翻訳者が選ぶ中国語訳ツールランキング」を作るなら、1位は「百度翻訳」です。

どうしても中華系は嫌というのならば「google翻訳」か「bing翻訳」を使用することをお勧めします。有料の中国語翻訳サービスもありますが、特に有料でしかできないという機能があるわけではないので、現時点では購入する価値はありません。

中国語翻訳おすすめツール4選

COTOHA Translator
https://www.ntt.com/business/services/application/ai/cotoha-translator.html

NTTコミュニケーションズ株式会社が提供する翻訳プラットフォームサービス。高い翻訳精度とセキュリティ、速い翻訳スピードを持ち、現在25言語に対応している。無料トライアルあり。

T-4OO
https://www.jukkou.com/

株式会社ロゼッタが提供する、精度95%というプロに匹敵する正確さのAI自動翻訳。医薬・金融・化学・機械・IT・法務などの専門分野に強い。

Zinrai 文書翻訳
https://cloud-direct.jp.fujitsu.com

富士通株式会社が提供するAI自動翻訳。現在は 日本語と英語、中国語(簡体字)に対応 。英訳はプロ翻訳者レベル、英文和訳はTOEIC960点レベルのAI自動翻訳。30日間の無料トライアル有り。

ジャパリンガル
https://japalingual.jp

凸版印刷株式会社が手がけているクラウド翻訳サービス。NTT東日本のひかりクラウド「cototoba」を用い、AI翻訳後に凸版印刷のプロの翻訳者が見直しを行うのが特徴。完成度の高い翻訳が期待できる。

まとめ

中国語翻訳サイト・アプリは日々進化しています。以前は誤訳だらけだったものが、現在ではかなり正確に翻訳出来るようになっています。無料で使える中国語翻訳サイト・アプリも上手に取り入れてゆきましょう。費用はかかりますが、AI自動翻訳も活用することができます。とはいえ、やはり機械翻訳では限界があり誤訳が発生します。より正確さが求められるビジネスにおいては、プロの翻訳者に依頼することがベストでしょう。翻訳会社「アットグローバル」はお客様のご要望に応じて、正確で迅速な対応を心がけております。ぜひご活用下さい。

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