各国から訪れる外国人旅行客の「お金のかけ方」の違い

2019年5月17日消費額

東アジア、東南アジア、欧米はどう違う?

現在、日本政府は訪日外国人観光客数の目標人数を倍増させ、2020年に4000万人、2030年に6000万人という目標を立てています。
http://www.mlit.go.jp/common/001126601.pdf

年々増え続ける訪日外国人ですが、2019年の訪日外国人の旅行消費額についてどのような報告がなされているのでしょうか?

国別 訪日外国人旅行消費額

観光庁のデータによると、中国が4,021億円(36.0%)、台湾1,501億円(13.4%)、韓国1,479億円(13.2%)、香港807億 円(7.2%)、米国621億円(5.6%)、これら上位5ヶ国で全体の 75.4%を占めたそうです。

消費額の費目別割合

訪日観光客全体の消費額の「費目別構成比」を見てみると、1位は「買物代」で34.7%、2位「宿泊費」で29.1%、3位は「飲食費」で22.1%となっています。

国別 訪日外国人費目別旅行消費額

国別の「買物代」を見てみると、中国がダントツ1位で、消費額全体に占める割合も約5割と非常に高く、それに他の東アジア諸国(韓国・台湾・香港)、東南アジア諸国(タイやベトナム)が続き、消費額全体の3割程度が買物代となっています。また、西欧諸国では消費額全体に占める「買物代」の割合が低いことが分かります。

国別 訪日外国人一人当たりの旅行費用

一人当たりの「買物代」を見てみると、中国がやはりダントツ1位で、他の東アジア(台湾・香港)や東南アジア(ベトナムやタイ)の消費額も高くなっています。全体的な傾向として、東アジアと東南アジアが多く、欧米諸国は低めとなっているようです。

一人当たりの「飲食代」に関しては、英国、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、米国、カナダ、オーストラリアといった西欧諸国の消費額が高いようです。東南アジアではベトナムとシンガポールが高めです。比較すると、東アジア諸国は少し低めの傾向が見られます。

一人当たりの「娯楽サービス費」は、オーストラリアが1位で、米国、英国、カナダ、フランス、ドイツ、ロシアに高い傾向が見られ、東南アジア諸国(ベトナム・マレーシア・インドネシア)も消費額が高かったようです。中国を除く東アジア諸国は少し低めです。

全体的な傾向として、東アジア・東南アジア諸国の旅行客は「買い物」により多く消費し、欧米諸国は「レジャー」や「飲食」に多く消費するということがわかります。

参照:観光庁 訪日外国人消費動向調査 2019年1-3月期
http://www.mlit.go.jp/common/001285986.pdf

訪日外国人が日本旅行に望んでいること

平成29年度のデータではありますが、訪日外国人が日本旅行でしたいことは「日本食を食べること」「日本酒を飲むこと」「自然・景勝地観光」「ショッピング」が上位に上がっています。そして、どれも「満足度」は高かったようです。


https://www.mlit.go.jp/common/001230775.pdf

まとめ

各国から訪れる旅行客の「お金のかけ方」の違いから、日本旅行に求めている事柄の違いを見ることができます。東アジア・東南アジアからくる旅行客は「ショッピング」(生活用品・化粧品・衣料品・お菓子など)への興味が高く、欧米からの旅行客は「日本文化」を知ることへの興味が高いようです。もちろん「自然景観」や「食文化」は国籍を問わず多くの人が旅行に求めるコンテンツです。こうした各国の違いを知ることは、的を絞ったインバウンド対策の参考になるのではないでしょうか。誰に、どのように、何を発信していくのかが見えてきます。

今後もますます増加してゆく外国人旅行客。それぞれのニーズをしっかり捉えたインバウンド対策が必要ですね。

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