需要が高まる「メディカルツーリズム」におけるインバウンド対策

2019年3月14日

メディカルツーリズムとは?

「医療観光」または「医療ツーリズム」とも呼ばれ、居住国とは異なる国や地域を訪ねて医療サービス(診察と治療)を受けることを指します。高度な医療水準を持つ国での治療とサービスを求めて海外へ渡航する人々は、年々増加しています。メディカルツーリズムで受ける医療は、歯科・美容整形などから、がん治療・心臓バイパス手術に至るまで多岐に及びます。

日本における「メディカルツーリズム」発展の見込み

少し古い資料ですが、日本政策投資銀行によると、2020年時点で年間43万人程度の需要が潜在的にあるとみられています。観光を含む市場規模は約5,500億円、経済波及効果は約2,800億円と試算されています。
https://www.dbj.jp/ja/topics/report/2010/files/0000004549_file2.pdf

新興国でも、高齢化やがん、心臓病や生活習慣病は増加しており、医療において抱える問題は先進国と同じです。人々はより良い治療を望み、高い医療技術を持つ日本に渡航してくることでしょう。日本の高度な医療技術への潜在的ニーズは高いのです。日本の病院が外国人を多く受け入れてゆけば、日本の医療サービスや技術の高さを他国にアピールすることにもなり、それが訪日外国人の増加につながり、今後の多大な経済効果が見込まれることでしょう。

経済産業省の取り組み

一般社団法人「Medical Excellence JAPAN」と連携して、インバウンド医療観光客の送客、送患者に取り組んでいます。
https://medicalexcellencejapan.org/jp/
(英語・中国語対応)

このサイト「Medical Excellence JAPAN」では、渡航受診者の受け入れ体制が整っている病院を「ジャパンインターナショナルホスピタルズ」として推薦し、政府と協調して海外に向けて情報を発信しています。 

医療目的で日本への渡航を希望する受診者は、下記のサイトを通じて、適切な医療サービスを提供している病院を選ぶことができます。

「JAPAN Hospital Search」
http://www.japanhospitalsearch.org/
(英語・中国語・ロシア語対応)

来日から帰国までに必要な渡航受診サービスを提供する支援企業を通じて、受診申し込みを行うことができます。来日後は通訳が付き添うので、安心して受診できるようになっています。

厚生労働省の取り組み

「外国人患者受け入れ医療機関認証制度」(JMIP)
http://jmip.jme.or.jp/
(英語・中国語・韓国語対応)

このサイトで、全国の「認証医療機関」として認定されている病院を検索することができます。

旅行・保険業界の取り組み

「JTB Medical & Healthcare」
https://j-medical-healthcare.com/jmhc/
(英語・中国語対応)

このサイト内で、病院検索・ヘルスツーリズムなどについて調べることができます。

人間ドッグを扱っている病院も検索できました。


日本エマージェンシーアシスタンス株式会社
「Medical Access JAPAN」
http://maj.emergency.co.jp/ja/
(英語・中国語・ロシア語対応)

日本エマージェンシーアシスタンス株式会社は、上で紹介した「Medical Excellence JAPAN」により「医療渡航支援企業」の認証を国内で最初に受けた企業です。日本の医療機関での受診・治療を希望する外国人のニーズに応えるべく、さまざまなサービスを提供しています。


まとめ

「メディカルツーリズム」は、日本政府も注目の大きな経済効果が期待されているインバウンドです。今後も、日本の高い医療技術を必要とする諸外国の方々はさらに増えてゆくことでしょう。それに伴い、受け入れ可能な病院の拡大、外国語を話せる医療スタッフの増員、ウェブサイト・病院内にある各種案内の多言語対応など、さまざまな対策を行う必要が生じます。「観光大国日本」-医療方面でのインバウンドの発展に期待したいものです。


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