「アニメツーリズム」― 外国人も大好きな日本のアニメ文化

2019年3月14日

アニメツーリズムとは

アニメや漫画の作品のモデルとなった土地や建物などを訪れる旅行のことを言い、ファンの間では「聖地巡礼」と呼ばれています。 海外にも多くの日本のアニメや漫画のファンがおり、「聖地巡礼」のために来日し、アニメの舞台となった地方を訪れる人が増加しています。訪日外国人の「聖地」への誘致は、地方創生にもつながるため、政府もこの方面に力を注いでいます。

アニメツーリズム協会の設立

2016年に、出版業、自治体等、多様な企業や約50の団体が会員となり、アニメを活用した官民連携体制による地域活性化と訪日観光客の誘致拡大を目的として設立されました。協会では、アニメ・マンガの舞台となった場所やゆかりの地となった「アニメ聖地」を「88カ所」選定し、「聖地巡礼」に推奨して、地域観光の活性を図ってゆきます。2020年には、地域に年間400万人の外国人観光客を呼び込むことを目標としているそうです。

アニメツーリズム協会「アニメツーリズム88」
https://animetourism88.com/ja
(英語・日本語)

このサイトでは、「アニメ聖地」として推奨されている88箇所を検索できます。2019年は、どのような「聖地」が紹介されているのか見てみましょう。

地域別で検索できるので、「東京」で検索したところ、「時をかける少女」(東京都台東区)が出てきました。この作品の内容の解説と、このアニメの「聖地」である台東区の見どころが詳しく説明されています。台東区公式サイトや、おすすめイベント情報などのサイトも紹介されています。

では、もう一つの作品を見てみましょう。同じく「東京都」で「秒速5センチメートル」という作品を検索できました。

この作品のストーリーの解説と、アニメ聖地となっている東京都世田谷区の見どころ、世田谷区の公式サイトや情報サイトが紹介されています。

そして、この作品「秒速5センチメートル」は別の地方(栃木県と鹿児島県種子島)もモデルになっているため、そちらも紹介されています。この作品が大好きな旅行者は、おそらく地方にも足を運んで楽しんでいくことでしょう。

過去に訪日外国人が多く訪れた「聖地巡礼」例

「らき☆すた」埼玉県久喜市「鷲宮神社」

2007年放送のアニメ。鷲宮神社の参拝数が放送前は13万人でしたが、アニメ放送終了後は30万人、その後も増加し2017年に47万人に達しました。

「スラムダンク」神奈川県鎌倉市

江ノ島電鉄の鎌倉高校前駅に、外国人旅行客がアニメのオープニングシーンに登場する風景を見に来る人が多い。ちなみに、この漫画は12ヶ国語に翻訳されています。

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」埼玉県秩父市

2011年にアニメ放映、2013年に映画化された超人気アニメ。旧秩父橋に多くの外国人が訪れました。

タイ映画「タイムライン」、タイLINE TV「STAY」佐賀県

アニメではありませんが、2014年にタイでヒットした映画「Timeline~思い出の手紙~」。ヒロインの留学先が佐賀で、祐徳稲荷神社、波戸岬、呼子などが舞台となったため、多くのタイ人が「聖地巡礼」に訪れました。また、2016年には「STAY saga ~私が恋した佐賀」がLINE TVで放映され、ロケ地の佐賀県を訪れるタイ人が増えました。

成田空港「アニメツーリズム インフォメーション」

日本の表玄関である成田空港(第二ターミナル)に、「アニメツーリズム インフォメーション」が、2018年12月21日にリニューアルされました。
https://www.narita-airport.jp/jp/whats_new/animetourism_201804

おわりに

海外の人々の心を捉えてやまない日本文化「アニメ&漫画」。私が中国に在住していた時も、中国人が日本のアニメに大変詳しくて、こちらが驚くほどでした。古くは「一休さん」から始まり、「ちびまる子ちゃん」、「キャプテン翼」、「ドラゴンボール」、「となりのトトロ」、「千と千尋の神隠し」、「名探偵コナン」。きっと皆さんにも、今でも心に残る漫画やアニメ作品があるのではないでしょうか。「アニメツーリズム」は今後も大きな可能性を秘めたインバウンドの一つで、地方創生の鍵とも言えるでしょう。

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