「日本酒ツーリズム」酒からSAKEへ、もっと知ってもらいたい日本の酒

2019年3月14日

いま、訪日外国人は「日本酒」を知りたい

訪日外国人が体験したいものは「日本食」ですが、それに伴って「日本酒」に対する関心も高まっています。 NTTコムリサーチによる「訪日外国人観光客への日本酒ツーリズムの可能性」という調査の結果、多くの訪日外国人観光客は「日本酒の酒蔵を訪問したい」「日本酒について学びたい」と思っていることが明らかになりました。しかも、単なる酒蔵見学にとどまらず、日本酒に関する「学習修了証」を取得したいと考える外国人が増えているのです。そういった外国の方は、全国各地の日本酒の酒蔵を巡ってみたいと思うでしょうし、今後も再び日本を訪問することでしょう。「日本酒ツーリズム」は、インバウンドにおける大きな可能性を秘めていると言えます。

日本酒酒蔵を訪ねるツアー参加意向

日本酒に関して学び「学習修了証」取得ツアーへの参加意向

「日本酒」を学ぶために再度訪日したいと思うか

参照: NTTコムリサーチ
https://research.nttcoms.com/database/data/002079/

「日本酒」インバウンド対策

これらのリサーチからも分かるように、外国人の「日本酒」への関心度はとても高いのです。ではどのようにインバウンド対策ができるでしょうか。まず、訪日外国人旅行者のために、ウェブサイト・日本酒のラベル・様々な説明書や案内板の「多言語対応」が必須です。バイリンガルのスタッフがいれば最適ですが、人材確保が難しいことが多いので特にそうする必要があります。「QRコード」(スキャンすれば、外国語で読めるシステム)を使って多言語対応している酒蔵もあります。

東京福生市「石川酒蔵」
http://tamajiman.co.jp/
(英語・日本語)

酒蔵散策マップにQRコードが付いているので、個人旅行で訪れた個人のお客様でもすぐに理解できます。事前予約をすれば、英語の通訳案内も可能です。欧米系の旅行客が多いそうです。

長野県諏訪市「真澄蔵元 宮坂醸造」
https://www.masumi.co.jp/
(英語・フランス語・中国語・韓国語・日本語)

日本酒のラベルにQRコードが付いているので、外国人でもすぐに商品について理解することができ、その場でテイスティングも可能だそうです。WEBサイトも多言語で非常に充実した内容です。実際に問い合わせたところ、それほど大勢ではないものの、欧米系や中国系の旅行客が来ているとのことです。

観光庁
http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kankochi/sakagura.html

「酒蔵ツーリズム推進協議会」を発足し、日本のお酒を観光資源として活用して外国人観光客に発信し、地域活性化につなげるとしています。官民共同でムーブメントを起こすために、連携して協力できる民間事業者を募集しています。

株式会社アンカーマン
http://anchorman-inc.tokyo/

蔵元と消費者の架け橋となって、日本酒を世界にPRする手助けをしている会社です。

外国人旅行客向けの「日本酒ツーリズム」の実施例

酒作り1日体験が出来る酒蔵
株式会社飯沼本家 千葉県酒々井町
http://www.iinumahonke.co.jp/
(英語・日本語)

日本酒を作る工程を見学しながら学べます。英語の案内表記があるので外国人でも理解できます。まだそれほど多くはないようですが、欧米からのお客さんが来られているそうです。

市の観光協会主催の「酒蔵ツーリズム」
佐賀県鹿島市「鹿島酒蔵ツーリズム」
http://sakagura-tourism.com/main/1.html
(英語・日本語)

ラジオを通してPRしたり、市が率先して酒蔵の町を盛り上げています。欧米やアジアから大勢のお客さんが来られているとのことです。

「月桂冠」大倉記念館 京都市伏見区
http://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/museum/
(英語・中国語・韓国語・日本語)

酒造会社の月桂冠が貴重な酒造用具類を保存展示し、伏見に伝わる酒造りの手法や日本酒の歴史を紹介する博物館。多くの外国人旅行客が訪れています。

マジカルトリップツアー「東京バーホッピング」
https://www.magical-trip.com/tours-japan/tokyo

マジカルトリップのサイト内で、「東京バーホッピング」が訪日外国人旅行者からの高評価を得ています。「日本人ローカルしか行かないような穴場の居酒屋に、現地の友人が連れていってくれる体験がしたい」という声に応えて始まった、3件の居酒屋をはしごするというツアーです。日本人のツアーガイドが日本の食べ物・お酒・文化などを英語で説明し、みんなで楽しむという企画で、欧米人に大人気だそうです。「日本酒ツーリズム」とはちょっと意味合いが違っていますが、日本の居酒屋で日本酒を楽しんでもらうのも良いことではないでしょうか。

おまけ―日本酒について学ぶ外国人

すでに多くの外国人が個人で来日し、酒蔵で日本酒の作り方を学び、後にその体験を生かして本を出版したりお店を開いたりしていますが、そういった人たちは日本語が堪能なので、どこの酒蔵に行っても問題はありません。旅行で訪れた外国人が初めて日本酒について学ぶのなら、酒蔵での「1日体験」などを通して日本酒製造工程を学べますし、お店で様々な種類の「日本酒」をテイスティングして学ぶことも可能です。本気で「日本酒」を学びたい外国人は、専門の学校に行くこともできるでしょう。

「CAPLAN」
https://www.caplan.jp/wine/index.html

「CAPLAN」では、世界標準知識として日本酒を学ぶことのできるWSET SAKE講座を、ロンドン本部で2014年より開始。日本では2017年より開講されました。日本では英語による授業があります。

まとめ

このように「日本酒」は世界に誇れる、インバウンドの貴重な資源です。年々増加している訪日外国人の皆さんに、ぜひとも美味しい「日本酒」を体験してもらい、もっと深く日本のことを知ってもらいましょう。

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