グリーンツーリズム「農泊」-農家に外国人旅行客を呼び込もう

2019年3月7日

グリーンツーリズム

グリーンツーリズムとは、農山漁村地域において自然・文化・人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動のことを言い、西洋諸国での普及が進んでいます。日本においても訪日外国人の増加に伴って、農家民宿や観光農園など、訪日外国人旅行客の「地方」への人気が高まっています。その流れに呼応するように、政府も以下の目標を掲げてグリーンツーリズムの推進を図っています。

政府の目標

○ 文化財を中核とした観光拠点の整備 ・「文化財活用・理解促進戦略プログラム2020」に基づき、文化財を中核とする観光拠点を200拠点程度整備するため、地域の文化財を一体とした面的整備や、わかりやすい多言語解説の整備等の取り組みを平成32年までに1,000事業程度実施。

○ 古民家等の歴史的資源を活用した観光まちづくり、地域に残る古民家等の歴史的資源を観光まちづくりの核として再生・活用する取り組みを平成32年までに全国200地域で展開するため、意欲のある地域 からの相談・要望に対して官民が連携して一元的に対応することにより、取り組みの円滑化及び高度化を図り、地域を再生。

○ 滞在型農山漁村の確立・形成 ・農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成32年までに500地域創出し、「農泊」の推進による農山漁村の所得向上を実現。

観光庁「観光立国推進基本計画」http://www.mlit.go.jp/common/001182997.pdf

このように日本政府は、文化財を活用した観光拠点の200カ所設置、古民家等の歴史的資源を活用した観光まちづくりの200地域での推進、農山漁村型旅行をビジネスとして500地域に広げてゆくことを目標としています。

中でも「農泊」(Farm Stay) は、訪日外国人旅行客に注目され始めています。「農泊」とは、農家民宿や古民家などにに宿泊し、農村や漁村で日本の伝統的な生活体験をするというものです。大都市では味わうことができない、日本の農村や漁村での生活体験は、訪日外国人にとって新鮮で興味深い旅行となることでしょう。

外国人が参考にできる「農泊」紹介サイト

大手旅行会社JCBは、外国人向けの英語のウェブサイト「authentic visit japan」を開設して、訪日外国人向けに「Farm Stay (農泊)」の情報を発信しています。https://authentic-visit.jp/

このサイト上で、日本全国の「農業体験」や「宿泊施設」を検索することができます。

外国人旅行客の誘致のためには、このような英語(多言語)のウェブサイト上で情報を公開することが必須といえます。

農林水産省の取り組み

農山漁村地域において、国内外からの旅行客誘致のためには必要な条件整備を整える必要があります。そのために「農山漁村余暇法」が制定されています。この法律に定める登録基準を満たせば、農林漁業体験民宿業者の登録実施機関として登録することが可能です。詳しくはこちらを参照してください。http://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/170203.html

農林水産省では「Japan. Farm Stay」シンボルマークを準備しており、外国人旅行者の受け入れOKな「農泊」のブランド化を推進しています。これらのロゴを、ポスターやパンフレット、ウェブサイト等に利用することが可能です。

このシンボルマークを取得するためには、利用承諾申請書を提出する必要があり、申請するためにも必要な条件をクリアしていなければなりません。詳しくはこちらのページをご覧ください。
http:// http://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/nouhaku/170203_6.html

「農泊」インバウンド成功例

大分県 宇佐市 安心院町

年間、国内外の一万人以上がこの町を訪れており、地方創生の見本となっている。
http://www.ajimu-gt.jp/

長野県 飯山市

農作物の収穫や森林セラピー体験、雪を生かした体験で2018年は1000人の外国人旅行客を誘致した。
http://www.city.iiyama.nagano.jp/soshiki/shoukou/kankou/greentourism/green

青森県 平川市

ねぷたまつり体験、りんご栽培・収穫体験などで台湾からの旅行客を誘致している。
http://greenfarm.company/index.html

兵庫県姫路市「農家民宿爺爺」

一般農家のオーナーが「農泊」を始め、各国から訪れるお客さんとのふれあいを楽しんでいる。
https://www.inboundresearch.jp/posts/5641/

おわりに

「農泊」で地方創生。訪日外国人旅行者を地方の農家に集客することは、地方のビジネスチャンス拡大の可能性を秘めています。大都市観光では味わうことの出来ない自然や農村、農家の温かいおもてなし。これらの体験は外国人にとって貴重な思い出となることでしょう。

「農泊」でインバウンド対策を進めていくのはいかがでしょうか。

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